健康住宅について考える

シックハウス症候群やハウスダストへの対策が取り入れられている住宅は、健康面でとても安心です。
有害とされる化学物質や薬剤を極力使用しないことで、シックハウスやハウスダストの対策となります。

シックハウス症候群は、建材や家具に使用されている接着剤・塗料に含まれる有機溶剤・木材の防腐剤・殺虫剤などが原因で起こります。
それらに含まれている次のような物質が、倦怠感・めまい・吐き気・頭痛・湿疹・呼吸器疾患などの症状を引き起こす場合があります。

ホルムアルデヒド・トルエン・キシレンなどの揮発性有機化合物（VOC）

有機リン系やハロゲン系の化学物質

室内に浮遊しているハウスダストは、季節・住環境・生活習慣などによって様々です。特に次のような微粒子が、ハウスダストとして認識されています。

繊維くず 砂塵 カビ・カビの胞子 ダニの糞や死骸 花粉と細菌

この中で、ダニの糞と死骸が、アレルギー性の鼻炎・結膜炎・アトピーや喘息の原因になります。

シックハウスやハウスダストの対策を取り入れた住宅に住むことによって、住む人の体が健康になります。
その家に住む人の心の状態と家を含めた環境が健康であることも必要です。
そして、住む人の社会的健康（社会的活動が充実している）・経済的健康（適切な建設費と維持費）が保たれていることも、健康住宅には欠かせない条件ではないかと考えます。